2015年12月28日月曜日

中国経済は頂点に達したのか? 中国バブルは果たして崩壊するのか

景気は常に変動するものであるが、日本は1990年代初頭にバブル経済崩壊を経験しているため、多くの日本人は最近の中国経済を見て心配しているのではないだろうか。

  中国サイト鳳凰網は「2015年中国経済は頂点に達したのか?」と題し、2015年の中国経済を振り返り、今後の展望を述べている。

  記事はまず「2015年ほとんどすべての商品価格が頂点に達した」と述べ、その理由として中国の不動産開発投資が勢いを失った点を挙げた。例えば2014年までは10%以上もあった土地開発投資額の伸び率が、右肩下がりで1パーセント台にまで落ち込んでいる点を紹介した。

  中国の経済成長の一端を担ってきたのは、まぎれもなく国を挙げての投資だった。しかし、過度の投資は必ず行き詰る。記事はその点を「上海は数兆ドルの資金を高層ビル、6車線高速道路、国際空港、五つ星ホテル、巨大会議施設や高速鉄道網に投資してきた。だが、それはゴーストタウンの数を増やす結果となった」と述べている。確かに上海に限らず中国各地にゴーストタウンと化した建物群や、建設途中で放棄された建物が存在する。

  08年以降、中国の信用貸付規模は20兆ドル(約2420兆円)を超えたが、今でも中国各地で新たなショッピングモールや高層ビル建設が行われており、新たなゴーストタウンが生まれ、民間の借金も増加し続けている。

 記事は、米紙の報道を引用し「中国は1980年代の日本よりも速い速度で負債を蓄積している」と中国経済の先行きを不安視した。日本のバブル崩壊後の時期は「失われた20年」などと言われるが、中国のバブルは果たして崩壊するのだろうか。世界経済に大きな影響力を持つようになった中国経済だけに、バブルが崩壊するば日本経済に対する影響も極めて大きいものと予想される。

記事URL
http://news.infoseek.co.jp/article/searchina_1598160/


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